マニピュレーターは動作半径が非常に限られているため、極めてスリムな設計が求められます。ロボットは逆さまに取り付けられていることから、ルーズなエナジーチェーンやファイバーロッドを使用する案は、引っ掛かりのリスクがあり、コンパクトではないため、当初から除外されました。
さらに難しい条件として、第6軸では最大1080°の回転動作を行う必要があり、非常に長い巻取り長さが求められます。
設置スペースのコンパクト化が最優先である一方、通常のシステム単体では対応できないほど長い巻取り長さが必要という課題がありました。