西ヨーロッパ最大級のバルクハンドリング用港湾の一つであるロッテルダム港湾で、P4.1シリーズのロールeチェーンが稼働しています。港湾クレーンは、100m以上のストロークを連続稼働していますが、事故もなく作動しています。これまでの稼働時間は9,000時間以上にも及びます。
溶融亜鉛めっき工場のプロセスクレーンにエネルギーを供給しているプラスチック製エナジーチェーンシステムは、高濃度の酸にさらされる環境下でも数年にわたりその性能を発揮しています。
この屋内クレーンに搭載されているエナジーチェーンは、粉塵や金属の高温切粉による大きな負荷がかかる状況でも、3年間一度も故障が無く、その性能を発揮しています。
このクレーンは、製鉄所内のビレット材を磁力を用い吊り上げ、搬送します。旋回装置の電力供給には、従来の送電レールに代わり、トライフレックスシリーズのエナジーチェーンを採用しています。
この900トンの造船所用クレーンでは、これまでトロリーへのケーブル配線にケーブルテンダーシステムを使用してきました。しかしケーブルに張力がかかると、時間の経過とともにメンテナンスが必要になるため、エナジーチェーンシステムへ置き換えることに決めました。それ以来、5050RHDシリーズの高負荷用ロールeチェーン2台が使用されています。
シングルガーダ式ゴライアスクレーンにある2基のトロリーに、当社のロールeチェーンとチェーンフレックスケーブルが搭載されました。2つのエナジーチェーンのうち1つは、61kg/mのケーブル重量を持ち稼働しています。
大型プロジェクトに特化して設計された2つの高負荷用ロールeチェーンは、122mのストローク長で2台のトロリーに確実にエネルギーを供給します。
耐荷重15,000トンの巨大なゴライアスクレーンに、16台のクレーントロリーが走行しています。当社のロールeチェーンが、安全なケーブルガイドを実現します。
上海の浦東地区南部の港では、3基の造船所用クレーンが稼働しています。このクレーン車では、イグスの樹脂製エナジーチェーンシステムを使って、巨大な巻き上げ装置にエネルギーとデータを供給しています。
バルクハンドリングクレーンは、多くの面でケーブルソリューションに対して難しい要求を課します。例えばバラ物の運搬では、ストロークが数百メートルに及ぶことがあり、また屋外で使用する場合が多いため、通年にわたる気象条件に耐えられるものでなければなりません。また、鉱石、砂、砂利などの運搬時には、汚れやほこりが多いため、堅牢性や耐食性に優れ、メンテナンスフリーで長寿命なエナジーチェーンが求められます。
バルト海ヴィスマール港改築に伴い、これまで炭酸カリウム粉末の荷積み専用だった荷役機械は、様々なバラ荷のハンドリングに使われることになりました。
アメリカのタコナイト鉱山では、鉄鉱石用のコンベアシステムにメンテナンスの少ないプラスチック製エナジーチェーンを搭載し、550mのストローク長を稼働しています。
鉄道技術サプライヤーの「Corus Rail」社は、製鉄所の屋内外のクレーンで使用されていたカーテンケーブル方式をイグスのエナジーチェーンに置き換えました。