複雑な電力供給プランの問題点も解決いたします。

イグス社は、エンジニアリングプロジェクトの計画をすべて社内で行い、エネルギー供給システムに関する世界最大の試験施設ですべてを慎重に試験しております。 私たちのグローバルなエンジニアリングと組立技術のネットワークが世界中のプロジェクトをコントロールし、短期間でシステムを納品、設置、テスト、メンテナンスすることを可能にします。
 
下にスクロールしてください。プロジェクト・ハイライトでイグスの歴史を見ることができます。

1992年
初の大型プロジェクト:ドライビング・シミュレータ


当時のドライビングシミュレーターは、他に類を見ないほどのスピードと加速度を誇っていました。
ドライビングシミュレーター

オフショア・スキッドでの使用事例

1993年
オフショア・スキッディングの使用事例


船舶用マスト等の艤装部を滑らせる用途においては、過酷な環境と高い充填重量により厳しい条件がもとめられます。 この時はE4型シリーズのプラスチック製エナジーチェーンを実装し、無事成功しました。 スチールチェーンと比較した場合の特長
  • 耐食性・耐紫外線性
  • ケーブルやホースに優しい樹脂製の内部仕切り
  • スチールより最大70%軽量 
  • モジュラーデザインは、簡単に修正が可能
  • 海水に強く、海上での使用にも対応可能

1995年
堆肥化プラント


 極めて高い湿度における信頼性の高いエネルギー供給システム:堆肥化プラントで使用するため、建物の支持部に合わせてカスタマイズされた支持距離6mの頑丈なガイドチャンネルが設置されました。 エナジーチェーン(5050CR.40.300.S10.0.E)を186m、秒速0.17mで誘導し、チェーンフレックスのケーブルやホースも盛り込みます。
堆肥化施設

イギリスにおけるRTG改良

1996年
イギリスにおけるRTG改良


ゴムタイヤ式のガントリーには、それまではフェストゥーンと呼ばれるケーブル巻取りシステムが装備されていました。 5050.35.250.0型エナジーチェーンを使用したパイロットプロジェクトでは、チェーンフレックスケーブルとステンレス製スライドレールを使用して成功を収めました。現在では3,500以上の同様なシステムが使用されています。 

1997年
カナダにおけるシップアンローダー


ハウジングを含む溶融亜鉛めっきのプロジェクトスライドレールにおいては、2台のシップアンローダーに4040CR.15.250.0型エナジーチェーンが装備されました。このチェーンは151.5mの移動距離を5m/秒という、当時としては破格のスピードで移動します。 
 
 
 
 
シップアンローダ

ロンドン・ロイヤルオペラ座

1998年
ロンドン・ロイヤルオペラ座


舞台技術用ジグザグソリューション:ロンドンのロイヤルオペラ座の梁には、30mのストローク移動の際にチェーンが静かにジグザグで折りたたむことができるよう、コンパクトなデポジットバスケットを備えたエナジーチェーンが取り付けられました。 

1999年
ハワイ・望遠鏡用旋回モジュール


ハワイ、マウナケア火山の4200m地点にあるジェミニ天文台の旋回モジュール。このプロジェクトは、耐震上の安全性と紫外線やオゾンへの耐性が特有の課題でした。
 
540°回転アプリケーション装備:
640.600/600.400/1800.0型エナジーチェーン付きのアジマス、5050.30.150/1825.0型エナジーチェーン付きのミラーで、さらに90°回転させることが可能です。
 
納品したイグス社オリジナルのエナジーチェーンは、現在でも使用されています。
ハワイ・旋回モジュール

マレーシアのシップアンローダ

2003年
マレーシアのシップアンローダ


3つの異なるエナジーチェーンが、シップアンローダーに安全なエネルギー供給システムを確保しています。
 
441 mストロークの実現のため、それまで使用されていた動力ケーブルドラムの代わりに5050CR.28.300.0型エナジーチェーンが使用されました。 トロリー運転においては、5050CR.21/21.250.S10.0型エナジーチェーンは90.5 mの距離を3.16 m/sで移動しました。 運転室には、70.8 mのストローク用に4040C.25.150.0型エナジーチェーンが搭載されました。

2003-2007年
プロジェクト・ピックアップ

廃棄物焼却場、可動式スタジアムの屋根や競技場、列車洗浄システム、海の閘門、ダム、ボーディングブリッジ、石油タンク、発電所等、
 
多岐にわたる業界での成功例が当社のソリューション力を証明し、さらに新たな成果へと導いてくれました。   
様々な業界におけるプロジェクト

トゥシミツェ褐炭発電所

2007年
世界記録:615m最長ストローク


チェコのトゥシミツェにある褐炭工場において、615mストロークとなる世界最長樹脂製エナジーチェーンを設置しました。 機械は時に、24時間365日連続運転する場合もあれば、1ヶ月間稼働しないという場合もあります。エナジーチェーンは樹脂製クロスバーをいくつか交換するだけで、これらの条件を何の問題もなく解決いたします。使用されたエナジーチェーンは5050RHD型です。 リンクには摩擦係数を大幅に下げるローラーが付いており、エナジーチェーンシステムを動かすのに必要な駆動エネルギーを最大57%削減することができます。

2009年
ウィーン・回転ブランコ


ウィーンのプラーター公園にある大観覧車をご存知でしょうか。ですが、高さ112 mもある世界最大級の回転ブランコもそちらの公園の魅力のひとつです。 この80 mのストロークを持つエネルギー供給システムには、E4.56型エナジーチェーン 、チェーンフレックスケーブルパッケージ、そしてバーティカル・フリッツ・システムが使用されています。 速度: 2.7 m/s
ウィーン・回転ブランコ

2010年
世界最大級エナジーチェーン(ベルギー)


ベルギーのアモラスプロジェクトでは、世界最大の樹脂製エナジーチェーンであるE4.350R型が使用されました。  汚泥処理プラントには、137mストロークを持つエナジーチェーンが設置されています。 そこへチェーンフレックスと厚さ300mのホースを搭載すると、汚泥や土砂を入れて約100kg/mの重さになります。   さらにエネルギー供給システムに加えて、アルミニウム製の耐腐食性スライドレール、  iSense EC P診断ツールも設置されました。このツールは、チェーンに作用するプッシュプル力を測定し、計算された仕様で補正するためのものです。

2010年
バケットホイール・エクスカベーター


1960年代から1970年代のリクレーマには、スリップリングの代わりに360°回転するエネルギー供給装置が設置されていました。これは非常に狭いスペースで極度の汚れが蓄積するアプリケーションです。 使用されたエナジーチェーンは5050C.30/30.400/6850.0型で、光ファイバーケーブルやネットワーク技術、イグス社のガイドチャンネル、振動や位置のずれがあっても確実に誘導する「フローティング・アイランド」などを含みます。
バケットホイール・エクスカベーター

オフショア用ローテーション・モジュール

2012年
オフショア用900°ローテーション モジュール

 

風力発電設備船の脚部旋回クレーンにおいては、900°マルチ ローテーション モジュール (MRM)を設置しました。 これにより、クレーンに搭載されたカメラの制御などを目的にし、光ファイバーやその他のデータケーブルを 確実に 誘導することができます。 お客様のご要望に応じてこのシステム全体の設計と組み立てを行い、試運転の段階で受注することができました。


2014年
LNGパワーバージ用ショアパワー接続


LNG船と岸壁をつなぐため、私たちはイグス・ショアパワー・ギャングウェイを開発しました。 バージから岸壁に人員を移動させるためにそれを使用します。 また、イグス社のエネルギー供給システムも搭載されており、4本の中電圧ケーブルを使用し、岸壁に設置された大型電源ボックスに接続できるコネクタを装備しています。 さらにこのシステムは、バージの絶え間ない動きを補正し、最大8 mのうねりや潮の変動にも対応します。
LNGバージ

eスプール・パワー

2015年
海洋掘削リグの解体


海洋掘削プラットフォームを解体するため、 カメラ監視を含む 必要な切断装置は、スリップリング不要のイグス製ケーブルドラムeスプール・パワーを使って、プラットフォームの支持脚に沿って水深50mまで沈められました。これにより、施設を解体して輸送の準備をすることが可能となりました。

2016年
最大級ロータリー・モジュール


イグスではFPSOの係留タレットのライザー引き込みシステムのロータリー・ウインチに、現在最大のロータリー・モジュールを使用しました。 最大回転角度:380°
係留ターレットに採用された最大のロータリー・モジュール

STSクレーン1,000機目に搭載されたエナジーチェーン

2017年
STSクレーン1,000機にエナジーチェーンを搭載


2017年、イグス社は1,000機目のSTS(港湾)クレーンにエナジーチェーンを装備し、今や軽量で耐久性のある部品を求めるトレンドが世界最先端であることを誇示しました。 ほとんどの場合、ロールEチェーンはロングストローク走行に使用され、部品の寿命を延ばすとともに駆動力を減らし、騒音を大幅に減少させてくれます。

2019年
吊り下げ型アプリケーション用e-loop


石油・ガス・海洋産業や、建設機械、陸上発電、風力発電などの吊り下げ式アプリケーションにおいて信頼性の高いケーブルガイドを実現するため、イグスではモジュール式エナジーチェーンe-loop を開発しました。 これにより一定のケーブルの曲げ半径を確保し、振動や衝撃にも耐えることができます。 トップドライブシステムにおいては、強風で切れてしまうサービスループや、誘導が不十分でケーブルが切れてしまうサービスループの代替として、e-loopが使用されます。
e-loop

2020年ベクター賞受賞者

2020年
高速RBR


Gildemeister Italiana SpAの 自動旋盤では、6つのリードスクリューを備えたドラムが、ワークピースを関連するツールにわずか0.65秒で非常に正確に移動させます。  リードスクリューがスタート位置に戻るには、ドラムを300°反転させる必要があります。 そのために必要な時間は、重量が3トンを超えるユニットでも、わずか1秒です。 ドラムと共に回転し、直線動作のスクリュードラムの動きを可能にしたこのイグス独自のエネルギー供給システムは、8本のエナジーチェーン、64本のケーブル、73本のホースを使用しています。 2020年ベクター金賞を受賞したイタリアのGildemeister Italiana社の使用事例はこちらです。