解決方法
契約を結んだのは、voestalpine社などと取引のある外部のエンジニアリング会社「Buma Engineering」です。 エネルギー・信号供給には、イグスの組立て済みのエナジーチェーンシステム
レディチェーンが採用されました。 このアプリケーションでのチェーンの全長は約50,800mmです。 このシステムは、全てのケーブルとケーブルクランプを大型ドラムに搭載し、すぐに接続可能な状態で現場に納入されました。voestalpine Grobblech社向けには、
ロールeチェーン4040CR型を使用しています。 全てのリンクにクロスバーが付いているタイプで、特に過酷な用途でその機能が発揮されます。 リンク接続部にはダブルストップドッグシステムを採用し、高いプッシュプル力を確実に吸収します。 ロールeチェーンには他にも多くのメリットがあります。エネルギー供給システムを動かすための駆動力を25%以下に抑えます。 このアプリケーションにおいて実際の駆動は、炉蓋台車によって行われます。 また動作は滑らかで一定のスピードで走行します。 このエナジーチェーンの表面は内側も外側も滑らかで、中の
チェーンフレックス可動ケーブルの利点を生かせます。 このローリング(スライド)のタイプは、従来の設計のエネルギー供給システムに比べて、汚れのある環境用途に適しています。 4ピース型チェーンリンクにより、パーツの交換が非常に簡単です。 内周側と外周側の両サイドから取外しが可能。 特別な工具は不要で、ドライバーで開けられます。 ケーブル交換や、必要に応じたケーブル延長も問題なくできます。