メンテナンスフリーの部品
この新しいタイプのゴミ箱では、サステナビリティを高めるために、メンテナンスを必要としない部品が使用されています。のメンテナンス作業というものはすべて、メンテナンス場所への移動時に、CO
2を排出しています。メンテナンスフリーの部品を探し出すことは、必ずしも容易ではありませんでした。例:ペダル部分に使用されるすべり軸受
金属製のベアリングは、問題外でした。なぜかと言えば、まず、高湿度により腐食のリスクがあるためです。第二の理由は、金属ベアリングの潤滑剤がいくつかの問題を引き起こす可能性があったためです。潤滑剤が粉塵・汚れと結合して、時間の経過とともにベアリングの摺動性能を低下させる粘着物となり、これにより摩擦が生じて、最悪の場合、機器の故障に繋がってしまう可能性がありました。
こうした問題を回避するため、高性能な樹脂で作られたため、潤滑材を使用する必要のないすべり軸受が採用されました。「様々なメーカーのベアリングを広範囲に試しました」Finbin社のマーケティング・製品部長であるアンティ・キヌネン氏は当時のことを語ります。「主な選定基準は耐久性と信頼性だったので、イグスのすべり軸受を選びました」