連絡先
イグス株式会社

〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1

アルカセントラル15階

03(5819)2030
03(5819)2055

ロボットケーブル/可動ケーブル試験施設:曲げ半径、屈曲回数など

25年の経験と、広さ3,800m²の試験施設で並行して行われる250以上の試験

チェーンフレックス試験施設では、ロボットケーブル/可動ケーブルの寿命や機能を測定するのに不可欠ながら、関連する標準規格や試験では範囲外の特殊な試験に重点的に取り組んできました。 [Uncover linktext="続きを読む..."]
多くのロボットケーブルメーカーが、「ケーブルキャリア(ケーブル保護管)内での使用に適したケーブル」としてロボットケーブル/耐屈曲ケーブルを提供しています。 しかし、お客様は次第に、本当にそれらのケーブルは実際の使用に適しているのか、どういう場合に破損する恐れがあるのかという疑問に直面するようになります。 規格が求める試験は概して標準的な条件のため、規格に沿った試験にお客様の求める特殊な条件が含まれることがめったにないからです。
 
弊社試験施設では、このようなお客様の実際の要件を満たすよう取り組んでいます。 規格や基準作成に関与しているVDEやULなどの委員会との関わりを通して、イグスは実際の要求に適切に対応した、チェーンフレックスケーブルの試験と製造規格を作り上げました。
 
これにより、弊社は根本的に異なる試験及び評価をしています:
 
1. 材質検査 お客様の要求に応じた導体、絶縁体、外被材質などの新材質を開発しています。特に導体と外被は材質によって大幅な差が生じ、これらは必ずしも外見ではわかりません。 試験は8つの異なるチェーンフレックス規格に基づいています。
 
2.設計検証 ケーブルの設計及び製造工程には各種あり、それによって屈曲回数/捻回数も大きく異なります。 これまでに、表面上は同じような製造方法であっても、設計によって可動用途では大きな違いをもたらすことが分かっています。
 
3. 製造過程における品質試験 ケーブル製造完了後、特定の選択アルゴリズムに従ってケーブルをランダムに選び出し、ケーブル製造及び弊社試験において適用されている標準試験を実施します。 試験施設では製造した全ケーブルのうち最大10%に対して、長期的な屈曲回数試験及び必要な構造確認試験を行っています。
 
4. 屈曲回数・耐久試験 試験プロジェクトには、最長4年の年月が必要な場合があり、選択したケーブルの実際の屈曲回数/製品寿命を試験しています。
この場合の重要な点は、適切な時期に的確に不具合を認識するために、一貫したパラメータの監視を行うことです。
 
5. お客様の使用条件下での試験 弊社規格に従ってお客様の使用条件を試験する特別なサービスがあります。
試験はお客様の使用条件における特定の動作シーケンスに基づいて行われ、特に重要な場合では量産が始まる前の試験によって限界を明確にし、最適化を図ることができるという大きな利点があります。
 
チェーンフレックス試験施設 前述した試験は、目的を持ち、体系立てられ、再生可能な方法で実施するために様々な条件を満たす必要があります。
試験の具体的なルールを規定し、同等性を確保するイグスの試験規格に加え、必要な体制を整えなければなりません。 広さ3,800m2の試験施設は、以下の条件を満たしています:
 
試験室チームでは、自由に使用できる50台以上の様々な試験装置と機械を所有しています。 幅広い様々なストローク(0.3m~120m)だけでなく、水平型や吊り下げ型アプリケーションも可能です。
 
12台のトライフレックスねじれ試験装置では多数の試験オプションがあり、4台の6軸ロボットによってさらに幅広いねじれ試験が可能です。
 
摩耗及び耐薬品性のための試験設備は、特に材質開発に使用されます。この設備ではULまたはVDEに基づいて実施される暴露試験や劣化試験よりも、更に現実的な試験条件下の試験が行われています。 これはケーブルキャリア/保護管内での使用に最適なケーブル外被材質の製造に生かされ、確かな信頼性に繋がっています。
 
温度のロボットケーブル/可動ケーブルへの影響は過小評価されがちですが、長さ7mの装置が設置された特殊冷蔵コンテナ内では、温度範囲 -40°C~+60°Cでの試験が可能です。
この試験条件により、VDE(ドイツ電気技術者協会)の規格に基づく通常のケーブル低温巻付け試験に依存する必要がないばかりか、耐久試験で様々な温度曲線を適用して劣化試験が実施できるという利点があります。その際、異なる曲げ半径やエナジーチェーンを用い、長さ7mまでの試験が可能です。
 
現在600以上のケーブルで行われている全ての試験は、体系的かつ効率的に記録されています。 ケーブルの試験本数が600以上ということは、およそ5,000を超える測定ポイントを持続的に監視する必要があることを意味しています。
これらの試験では、弊社開発の監視システムを使用しています。オンラインでの監視に加えて、記録の文書化を高い精度にて行っています。これにより、摩耗を機械停止前に検知することができます。
早期検知をし製品を破壊/破断まで持っていかない試験方法は、必要な調整を加えることが出来ると言う意味において重要です。 試験終了後にケーブルを全て分解し、すべてを検証して詳細な記録を残します。
 
チェーンフレックス可動ケーブルに示される全ての特性はこうした試験に基づいたものであり、信頼性の高いケーブル選定を可能にします。


データ:

  • ロボットケーブル/可動ケーブル向けの最大級の試験施設
  • 25年の経験
  • 3,800m²のテスト面積
  • 125の設備
  • 58の試験設備にて250を超えるテストを並行して実施
  • 毎年20億回の往復ストローク
  • 年間70万回を超える電気測定

現在行われているロボットケーブル/耐屈曲ケーブルの屈曲回数、試験状況:

制御ケーブル:-40度で526,000往復

制御ケーブルCF9.15.18は、-40度で526,000往復の耐久実証

Ethernet/CAT6ケーブル:屈曲回数2,400万往復

バスケーブルCFBUS.LB.049 は2,400万往復の耐久実証

データケーブルCF240.PUR:曲げ半径75mmで屈曲回数3,000万往復 - Test 4221

データケーブルCF240.PUR、曲げ半径75mmで屈曲回数3,000万往復の耐久性を実証。

複合ケーブルCF29:曲げ半径100mmで屈曲回数4,500万往復 - Test 5034

複合ケーブルCF29.25.15.02.01.D、曲げ半径100mmで屈曲回数4,500万往復の耐久実証。

バスケーブルCFROBOT8:ねじり回数1,500万捻回 - Test 4888

バスケーブルCFROBOT8.PLUS.045、+/-180°捻回エナジーチェーン内で1,500万捻回の耐久実証。

エンコーダケーブルCF113.D:曲げ半径55mmで屈曲回数3,200万往復 - Test 4692

エンコーダケーブルCF113.D、曲げ半径55mmで屈曲回数3,200万往復の耐久実証。

バスケーブルCFBUS.PUR:曲げ半径75mmで屈曲回数1,700万往復 - Test 5064

バスケーブルCFBUS.PUR.049、曲げ半径75mmで屈曲回数1,700万往復の耐久実証。

動力ケーブル:屈曲回数1,800万往復

動力ケーブルCF270.UL.25.04.Dは1,800万往復の耐久実証

データケーブル:屈曲回数5,400万往復、曲げ半径18mm

データケーブルCF298.05.04は曲げ半径18mmで5,400万往復の耐久実証。

動力ケーブル:屈曲回数4,300万往復、曲げ半径175mm

動力ケーブルCF38.250.04は曲げ半径175mmで4,300万往復の耐久実証。

ツイストペアケーブル:屈曲回数2,500万往復

ツイストペアケーブルCF211.PUR.02.14.02は2,500万往復の耐久実証。

PVC外被ツイストペアケーブル:屈曲回数5,300万往復

PVC外被ロボットケーブル(ツイストペア)CF211、曲げ半径75mmで屈曲回数5,300万往復の耐久実証。

複合ケーブル:屈曲回数2,200万往復

複合ケーブルCF270.UL.100.1.Dは2,200万往復の耐久実証。

ロボットケーブル(イーサネット):ねじり回数2,200万捻回

バスケーブルCFROBOT8.045(イーサネットケーブル)は、+/-180°捻回するチェーン内で2,200万捻回の耐久実証。

エンコーダケーブル:屈曲回数6,600万往復

エンコーダケーブルCF11.Dは曲げ半径75mmで6,600万往復の耐久実証。

複合ケーブル:屈曲回数5,300万往復

複合ケーブルCF21.ULは曲げ半径20%減で5,300万往復の耐久実証。

ロボットケーブル(光ファイバー):ねじり回数2,800万捻回

ロボット用光ファイバーケーブルCFROBOT5.501は、捻回テスト+/-180°/mで2,800万捻回の耐久実証。

制御ケーブル:屈曲回数4,200万往復

制御ケーブルCF5.10.25は100mmの曲げ半径で4,200万往復の耐久実証。

イーサネットケーブル:屈曲回数7,700万往復

バスケーブルCFBUS.045(イーサネットケーブル)は、連続試験で7,700万往復の耐久実証。

制御ケーブル:屈曲回数1億3800万往復、曲げ半径18mm

制御ケーブルCF98.05.04は18mmの曲げ半径で1億3800万往復の耐久実証。

補償導線ケーブル:屈曲回数2,500万往復

補償導線ケーブルCFTHERMO.K.001は曲げ半径48mmで2,500万往復の耐久実証。

光ファイバーケーブル :屈曲回数5,000万往復、曲げ半径35mm

光ファイバーケーブルCFLG.2LBは曲げ係数35mmで5,000万往復の耐久実証。

バスケーブル:引張荷重2,800N

スペシャルケーブルCFSPECIAL.182.045 Profibusの最大引張荷重は2,800N。

動力ケーブル:屈曲回数1,700万往復

動力ケーブルCF430.Dは曲げ半径175mmで1,700万往復の耐久実証。

複合ケーブル:屈曲回数2,600万往復

複合ケーブルPUR CF270.UL.Dは曲げ半径125mmで2,600万往復の耐久実証。

動力用ロボットケーブル:ねじり数1,700万捻回

動力ケーブル CFROBOT.036は曲げ半径110mmで1,700万捻回の耐久実証。

イーサネットケーブル:屈曲回数4,100万往復、曲げ半径100mm

バスケーブルCFBUS.052(イーサネットケーブル)は、曲げ半径100mmで4,100万往復の耐久実証。

Profinetケーブル:ねじり回数3,700万捻回

バスケーブルCFROBOT8.060 Profinetは曲げ半径145mmで3,700万捻回の耐久実証。

PROFINETケーブル:屈曲回数5,900万往復

バスケーブルCFBUS.060 (PROFINET)は曲げ半径63mmで5,900万往復の耐久実証



その他の関連試験と情報


試験施設で行われているその他試験

イグスの試験施設で徹底的に検査されるのはチェーンフレックスケーブルだけではありません。 すべり軸受や、エナジーチェーン、ドライリン・リニアガイドやリニアブッシュ、スライドテーブル、ロボリンクの構成部品もテストされています。