イグリデュールトライボフィラメントとイグリデュール丸棒の比較

ナットのテスト設定 イグスのすべり軸受試験施設では、イグリデュールI180とイグリデュールJ260を使用した3Dプリント製送りねじナットが実条件に近い形で試験されました。また、比較用に、イグリデュール丸棒製送りねじナットと、ABSでプリントされた送りねじナットも試験されました。

試験では、ドライリンSHTスライドテーブルを垂直に取り付け、送りねじナットに129Nの荷重をかけました(下図)。ストローク長は370mm、スピンドル速度は290rpmです。無潤滑のイグリデュール高機能ポリマーに合わせた特別仕様のドライスピン多条ねじ DSTが使用されているため、長寿命が保証されています。

耐摩耗性ナット

耐摩耗性ナット
Y = 摩耗量 [mg/km]
ストローク = 370mm
送りねじ速度 = 290 rpm
1 = ABS(3Dプリントで作成)
2 = イグリデュールI180(3Dプリントで作成)
3 = イグリデュールJ260(3Dプリントで作成)
4 = イグリデュールR(丸棒から作成)
5 = イグリデュールJ(丸棒から作成)

結論:

イグリデュール トライボフィラメントを3Dプリントして作成されたナットは、イグリデュール丸棒から作成されたナットと同等の摩耗特性を示します。