舞台装置用に特別に設計したイグスのeスプール

舞台やステージ上の可動製品に許容される騒音レベルには、非常に厳しい要件があります。その要件は、製品が使用される状況によって異なります。特に低騒音が求められる事例では、54dB以下(eスプールから1m離れた位置での計測)という要望がありました。これは標準eスプールの騒音レベル(56dB)より少し低い数値です。
eスプール

試験装置

eスプールの試験装置 eスプールを遮音空間で約0.3m/sの速度で動かします。 1m離れた位置から騒音を測定・記録します。

テスト結果:

0.3m/sで動く特殊eスプールから計測された騒音レベルは以下の通り。 :
等価騒音レベル(Leq) : 42dB(A)
ピーク音圧レベル(Lpeak) : 48 dB(A)

結論:

騒音減衰特性のある特殊eスプールは、求められる騒音レベルを下回るため、このアプリケーションで使用可能です。
 
標準eスプールSP1.850.14000.02.R.0は、同じ条件でわずかに上回る騒音レベルです。 - 等価騒音レベル(Lpeak) 56dB(A); ピーク音圧レベル(Leq) = 49dBA

試験施設 - イグスの品質

信頼を生み出す当社試験施設

昨今要求されている「高頻度・高速・高加速」運転への対応、また精密さが要求される環境条件の増加を背景に、特に動力・電力などエネルギー供給を司るケーブル、ケーブル保護管、ポリマーベアリング、リニアガイドなどには、試験による十分な検証と高い信頼性が求められています。 イグス本社社内試験施設では、絶えず実際の使用条件下での試験を行っています。 毎年、エナジーチェーンとケーブルで2000以上、ポリマー製ベアリングでも5000以上もの製品試験を行っています。 試験の焦点は、引張強度とせん断力です。 摩擦係数、摩耗、駆動力や摩滅が幅広い条件と速度の下に試験されます。 汚れ、風化、低温、衝撃あるいは衝突などの影響を与える要素についても試験されます。

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e-spool: スリップリングなしのケーブルドラムの代替。

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