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「プラスチック製すべり軸受は、無潤滑で汚れにも強いため、メンテナンスの必要性は、極限までゲラすことができます。これにより、お客様から大きな信頼を得ることができました」
Kohler Maschinenbau社の設計エンジニア、Lothar Hug氏

矯正機には、イグリデュール材質のローラー、エナジーチェーン、チェーンフレックスケーブルが使用されている
板金成形加工中にレベリングマシンを使用すると、成形中やパンチング中に、板金成形に発生する応力を除去し、さらには、加工中の製品の品質も確保することができます。トライボ的に最適化されたプラスチック製すべり軸受は、こうした様々な技術的な課題を解決してくれます。イグス製の機械部品は、長年にわたり、Kohler Maschinenbau社の製品に使用されてきました。「リニアテクノロジー用のすべり軸受からプラスチック製ローラーまで、様々な作業で、無潤滑で耐腐食性のある部品が必要となっています」(Günter Keller氏)
「当社の機械で最も重要なことは、最大限の信頼性を得ることです」と、設計エンジニアのLothar Hug氏は言います。「システムが顧客側にある場合、このシステムは、問題もなく連続稼動しなければなりません。この場合、通常、週7日、3交替、4交替で運転されます。また、プラスチック製部品が使用される環境条件は、非常に多岐に渡っています。「現在進行中の航空産業でプロジェクトでは、マイナス80℃で、板金のレベリングを行っています。つまり、機械に、大量の結露が発生しているのです。 他にも、900℃まで冷却しないとレベリングできない特殊合金もあります」(設計エンジニアのLothar Hug氏)

イグボール製フランジ型ベアリングは、取り付け穴が付いていて、耐摩耗性にも優れており、ベルトコンベア搬送に適したイグリデュール製ローラーです
また、気候条件も多岐に渡ります。周囲温度が40~45℃で、湿度95%の環境でも、機械は、マイナス20℃の環境と同じように、確実に稼動しなければなりません。しかしながら、至る所に存在する不燃物の粒子や圧延油や引抜油は、機械要素に最も高い要求を突きつけます。「イグスのポリマー製ベアリングは、こうした過酷な使用条件下でも、素晴らしい性能を発揮してくれました」と、Günter Keller氏は語ります。「製品寿命が長くて、メンテナンスも容易、汚れへの耐性もあって、取り付けた当初からその威力を発揮してくれています」
設計エンジニアのLothar Hug氏も、この点については認めています。「当社製のシステムの一部は、非常に狭いスペースに設置されているため、メンテナンスと保守は、自動車業界のお客様にとっては、特に重要です。ポリマー製ベアリングは、無潤滑で汚れにも強いため、メンテナンスの必要性を最大限に減らすことができます。この点については、お客様から非常に高い評価をいただきました」
最近、自動車メーカー向けに、全長わずか13.50メートルのシステムが設計されました。非常に限られたスペースに設置されるため、メンテナンスのしやすさが主な要求事項のひとつでした。この要求は、イグスのプラスチック製すべり軸受を使用することで実現できました。

側面に装着されたドライリンRリニアガイドで、汚れと滴下油に対応しなければならない過酷な使用環境
Günter Keller氏によれば、「側面ガイドで発生する汚れは、当社が早急に解決しなければならない問題です。オイルが至る所に垂れており、ベルトが湿っていることもあります。このような過酷な使用環境で、例えば、サポート軸が付いたドライリンRリニアすべり軸受を8個使って、ガイドしている場合があります。ベースとなっているのは、リニアテクノロジー用に開発された高耐摩耗性ポリマーです。寸法は、標準的なボールブッシュと互換性があります。特殊な形状をしていますが、過酷な使用環境下でも、その堅牢性は保証されています。さらに、作業に高荷重が加わります。「私たちは、サプライヤーが柔軟に対応してくれることを期待しています」
特に、側面ガイドの設計には、非常に高い要求が課せられます。さらに、高いレベルの垂直統合も要求されます。「標準機については、イグスとのコラボレーションを強化しています。側面ガイドは1つのシステムとして開発して、それをフランジで取り付けるだけにします。これにより、設計、部品製造、組み立ての手間が省けます」Lothar Hug氏の計算によれば、技術的・経済的なメリットは約50パーセントに上るとのことです。「私たちにとって、あらゆる面でメリットがあります」

長寿命、高負荷対応のイグス製イグリデュールGすべり軸受、サイズは650種類以上あり
一連の処理工程は、ベルトの始点から終点まであります。約1,400個のイグリデュールローラーを使って、搬送ローラーが滑らかに走行できるようにしています。こうしたガイドには、技術的利点がいくつかあります。「ベルトは、部分的にコーティングされており、オイルも塗布されています。特殊プラスチックは、摩耗や傷などの品質低下によって損傷することはありません。表面は、完璧な状態を保ちます」と、Günter Keller氏は語ります。
さらに、イグリデュールGすべり軸受とイグボール・ピローブロックベアリングは、レベリングシステムのさまざまな調整作業に使用されています。この軸受は、それぞれの作業で、その性能を発揮し、安全性と高い機能性を保証しています。
他にも、レベリングマシンでポリマー製ベアリングを使用する方法は、まだ多くあります。例えば、コイルを挿入補助具を使って、リールにセットします。「この時、非常に大きな荷重が発生し、技術的に大きな要求が課せられます」(Lothar Hug氏)「イグスのロータリーテーブルベアリングは、最大15トンまで対応可能なので、このような箇所で使用するのに最適です」(イグスの技術営業コンサルタント、Dominik Hartmann)イグスのロータリーテーブルベアリングは、頑丈で、高荷重にも問題なく耐えられます。「話し合いは、すでに始まっています。 なぜなら、特殊な機械構造で顧客に最適なソリューションを提供するためには、サプライヤーの専門知識が必要だからです」(Günter Keller氏)
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